「実際に動きはじめたらクライアントとのコミュニケーションが難しい…」
そんな風に感じたことはありませんか?
デザインを学び、いざお仕事を受けるようになった時に意外と盲点なのが「クライアントとのコミュニケーション」です。
特にメールやチャットでのやり取り!
フリーランスは対面よりも文章でのやり取りが中心。だからこそ、メッセージの印象がそのまま「信頼度」につながります。
今回は、フリーランスデザイナーがクライアントから信頼されるための、メール&チャットの文章コツをわかりやすくまとめました!
なぜ文章で信頼が左右されるのか
フリーランスの場合、クライアントと直接会う機会は少ないですよね。
だからこそ、文章ひとつで「この人は安心して任せられる」と思われたり、逆に「大丈夫かな?」と不安を持たれることも。
デザインスキルと同じくらい、言葉の使い方が大切なんです。
私がデザインを仕事にし始めた当時、駆け出しですから当然まだ実績はありません。
ココナラに出品した時、同じカテゴリには1,000人以上の出品者がいました。
並みいる競合の中に素人同然で飛び込んだわけですが、とにかくその時の私が大切にしていたのは文章での言葉づかい。
クライアントの温度感は実にさまざま。
相手の温度感に合わせることを意識してきた結果、クチコミは常に最高ランク、毎日依頼が舞い込む状態になりました。
信頼されるメール・チャット文章の3つのコツ
① 要件は最初にシンプルに書く
「ご依頼いただいたバナーの修正が完了しました。本日中にデータをお送りします。」
このように、まず結論を先に書くと相手がすぐ理解できます。
逆に前置きが長いと「で、何を言いたいの?」となってしまうので注意。
② 確認事項は箇条書きで整理
文章に埋もれた質問は、クライアントが見落としやすいです。
例えば:
ご確認いただきたい点は以下の3点です。
・色味はブルーで問題ないか
・使用する写真はこちらでよいか
・納期は9/10でよいか
こうしておくと、相手も返信しやすくなります。
③ 敬語よりも「丁寧でわかりやすい」文章を意識
「ご査収くださいませ」よりも「ご確認をお願いいたします」の方がシンプルでわかりやすいです。
堅すぎる敬語よりも、誠実さが伝わる文章を心がけるのがポイントです。
やってしまいがちなNG例
- 曖昧な表現:「多分」「そのうち」
- 返信が遅い・既読スルー
- 長文すぎて要点が見えない
特に「返信の遅さ」は信頼を大きく損なうので要注意!
時には電車での移動中、友人とのランチ中などにクライアントからメールが来ることもあります。
その際も「既読だけしてあとで落ち着いてからちゃんと返そう」ではなく、「ご連絡ありがとうございます!ただいま外出しておりますので夕方戻りましたら内容を確認してご連絡いたします。」などこちらの状況をお伝えしておくとスムーズ。
クライアントを「メール読んでくれてるかな?」など不安にさせることもありませんし、早く返信しなきゃ!と気にする必要もなくなります。こうした細かい気遣いが信頼への第一歩です。
文章以外で信頼感を高める工夫
- 返信スピード:即レスじゃなくても「受け取りました」と一言送る
- ファイル名やリンク名を整理(例:banner_2025_08.jpg)
- 対応の見通しを伝える:「本日中に修正して再送いたします」
こうした小さな積み重ねが「この人に任せたい」につながります。
まとめ
- フリーランスは「文章=印象」になりやすい
- 信頼される文章のポイントは「シンプル・わかりやすい・丁寧」
- ちょっとした工夫でクライアントとの関係はぐっと良くなる
「デザインはできるけど、クライアントワークのやり取りに自信がない…」「クライアントワークについて相談できる人がいない」という方は、フリーランスデザイナー向けに相談やサポートのサービスもご提供しています。
お気軽にご相談ください。