「資料をもっと見やすくしたいけれど、デザイナーがいないから仕方ない…」と感じたことはありませんか?
広報担当として日々社内の情報をまとめる立場にあると、パワーポイントやワード資料の整理に時間を取られがちです。ですが、ちょっとした工夫で“デザインの知識がなくても”読みやすく、分かりやすい資料に整理できます。

今回は、社内にデザイナーがいなくてもすぐに実践できる資料整理の方法を紹介します。

1.まずは「情報の優先順位」を決める

デザインに自信がなくても、情報の整理だけで資料はぐっと読みやすくなります。
まずは「何を一番伝えたいか」を明確にし、その次に必要な補足情報を並べましょう。ポイントは「伝えたい順」に並べること。
読み手は上から順に情報を追うため、優先順位をつけて配置するだけで理解度が上がります。

2.1ページ1メッセージを意識する

1枚のスライドやページに詰め込みすぎると、結局どこを見ればよいのか分からなくなります。
「このページで一番伝えたいことは何か?」をひとつに絞りましょう。
補足情報は別ページに分けてOK。ページ数が増えても「シンプルに整理された資料」のほうが結果的に評価されます。

3.文字のサイズと余白で読みやすさを作る

デザイナーがいなくても、フォントを整えるだけで印象は大きく変わります。
・見出しは大きめ(24pt以上)
・本文は読みやすいサイズ(18pt前後)
・余白をしっかりとる(上下左右に空白を残す)
これだけで「プロっぽい」資料に近づきます。むしろ余白はデザインの味方。情報を詰め込まず、呼吸できるスペースを意識しましょう。

4.色は2~3色までに絞る

カラフルにしすぎると、読み手はどこに注目すべきかわからなくなります。
基本は「ベースカラー+強調カラー+アクセントカラー」の3色まで。
社内で使っているコーポレートカラーを基準にすると、統一感も出しやすくなります。

5.テンプレートや無料ツールを活用する

ゼロから整える必要はありません。
パワーポイントの既存テンプレートや、Canvaなどの無料デザインツールを使えば、あらかじめ整ったレイアウトをベースにできます。「白紙から作る」よりも効率的で、時短にもつながります。

まとめ

デザインの知識がなくても、

  • 情報の優先順位を決める
  • 1ページ1メッセージにする
  • 文字と余白を整える
  • 色を絞る
  • テンプレートを活用する

この5つを意識するだけで、社内資料はぐっと見やすくなります。
「デザイナーがいないから仕方ない」と諦めず、できる工夫から取り入れてみてくださいね。

「自分の資料にも当てはめたいけど、ひとりでやるのは少し不安…」という方へ。
個別相談では、実際の資料を一緒に見ながら、すぐに使える整理のコツをお伝えしています。